2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

失わせるものの大きさにおののく

こちらを読みました。 「嫁の遺言」加藤元 7つのストーリーからなる短編集。 とても読みやすくあっという間に読んでしまった。 その中から、心に残ったもの、2つ。 一つは「いちばんめ」 同級生の結婚式で初恋の彼に再開する、というよくある場面。初めて…

朱夏、後半戦。

一気に読み干しました。 「風待ちのひと」伊吹有喜 「心の風邪」をひいた都会のエリート銀行員・晢司は、亡くなった母の住んでいた小さな海辺の町を訪れる。そこで知り合った女性・喜美子に母の家と遺品の整理の手伝いを頼むことになる。明るく素直な喜美子…